「女帝 小池百合子」を読んだ 和製ジュリアン・ソレルというところかな。


『赤と黒』であり、『砂の器』であり。
筆者の石井妙子氏の視線を借りれば。

生きているうちに肯定的立場にしろ、
否定的立場にしろ、人物伝を書かれるって、
或いは書くって、どういうものなんだろう。

有名になると、プライバシーを侵される。
自分について、他人が、いろいろな憶測をする。
真実の分量如何に関わらず、
父母のことまで、
その胸のうちを知っているように書かれる。

ここに出て来る人物のどの人も、
別の人が書けば、その人数分の視点があり、
考え方があり、
つまりは、その書いた人の人間性や
考え方分の人物像があるというわけで。
書き手の心性を表現するものだとも言える。

人間の魅力などというものは、
見えない人には見えず、
見える人には見えるもので、
客観的な絶対などというものはない。
人間は複雑な動物だ。
物語の向こうに物語はあるもの。



東京都の選挙戦も、
無風選挙と思われたが、
山本太郎氏の参戦で、
混戦模様となって来た。

小池百合子さんが、
カイロ大を出ていても
出ていなくても、
私はどうでもいいと思っている。
大学なんていうものは、
別にどこを出ていても
出ていなくても
何だっていい。

東大出の官僚や政治家が、
立派に揃い踏みで悪事を働くのだから。

抱かなくてもいいコンプレックスを
自ら生んでしまう人がいる。

問題は、今後の都政をどうするか。
誰が、問題の解決能力を持っているか。
都民自身が、欲深なんだから、
そんな都民が、何を誰を選択するか。

風雲急を告げる世界で、
北欧の一国の予算と同じくらいの予算を
どう舵取りするか。


額に汗することのないお金の価値は軽い。
遺されたものを使うのには時間はかからない。


東京都は、
既に一兆円あった貯金を
あと500億円まで、
コロナのために使ってしまった。
残りの500億円では、
今後の対策費用に足りるわけがない。

潤沢な予算を持っていた首都東京は、
遺産を食い潰して貧乏になり、
その上、疫病神のようなオリンピック開催に拘れば、
ボロボロになり、底に穴の開いたバケツのようになるだろう。





しかし、幸か不幸か貧しくなってしまった東京。
希望のないように見える東京だからこそ、
希望がある。
物は余っていると、ロクなことがない。

経済繁栄にうつつを抜かすと、
人間は駄目になる。
無いところから、工夫が生まれる。
有るものを頼れず、生き直すしかないから。

親がいる間は、人は甘えが取れない。
親が死んで、次世代は初めて、
精神ともに独り立ちし、
一人で生きられるようになる。
大人に、
考える大人になるのだ。


怖れなければならないのは、
「貧すれば鈍する」というように
ならないことだけ。
発想の豊かさを失えば、
全ては終わり。



ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス