経済活動の再開を急ぐ人たちは経済活動の終焉を求めているのも同じだということを解らなくては。


現実に目を背け、
現実を直視しない人たち。
どこまでも、
幻想に頼っている。


背に腹は代えられないと、
死に物狂いの見切り発車をしたところで、
あくまでもそれは、
ウイルスの感染を止め得た時で
なければならない。

前提を欠いた、
安全確認を怠った早すぎる見切り発車は、
脱線、転覆を伴う。

また、現在も、
燃え盛る火の中で、
延焼、類焼も厭わず、
再開をではなく、
それ以前の継続を求めている人たちもいる。

その人たちは思っている。
仮に罹ったとしても、
助かる可能性だってある。
無症状か軽く終わる可能性だってあると。
重くなったところで、覚悟の上で、
乗り越えればいいのだろうと。
死ぬなら死んでもいいよ、
ウイルスで死ぬのも、
店が潰れて首を括るのも同じだと。

媒介する宿主としての可能性は、
全人類等しくあることを忘れている。

その人たちは思う。
忘れているわけじゃない。
ただ、生きて行かなきゃいかないんだ。
生活できなくて死ぬのも、
ウイルスで死ぬのも同じじゃないかと。
家賃が払えなくて、電気やガスが止められて、
死ぬのも同じじゃないかと。

でも、それは間違っていると思う。
そんな状態で店を開いていたって、
十分な客が来るわけでもない。
だらだらと営業を続けても、
罹患させるリスクと、
被罹患リスクをダブルで抱え、
かつ経費がかかり、
営業すればするほど、赤字が増え、
結果的に損失を発生させるか、
それ以前からの累積債務を膨らませるだけだ。

マッチ一本火事の元。
江戸城も江戸市中も焼いた振袖の火事も、
ある日、ある一人から。

最初は小さな商店街から、
最後は超優良企業まで舐め尽くす大火事になるもの。
大企業の倒産が相次ぎ、雇用崩壊がどこまでも
拡がるもの。



これは、ウイルスであって、
ウイルスであるということは、
相手は、人を選ばない。
事情も情状も酌量しない。
進撃を止められるのは、
空間を置くことだけ。

ウイルスに侵入されない距離と
空間は長い。
2mなんてものじゃない。
空気の流れさえあれば、
気流に乗って運ばれる。

接触によってだって、
使用する交通・輸送システムによって、
どこへ飛び火するかわからない。

シャットダウンが難しいというが、
死んだ方がいいわけでもないだろう。
多分大丈夫というのは、
やめた方がいい。
残りの0.1%で罹患したら、
仕方ないと自分が思うのはいい。
しかし感染は伝播する。

第一、一か八かで死ねるほど、
命は惜しくないものだろうか。
全宇宙と比べても、
自分の指一本が、
個人にとっては大事なものではないのだろうか。
命が惜しいなら、
今はシャットダウンするしかない。



希望的観測や個々の願望なんて、
ウイルスは配慮しない。
ウイルスは、
国境も人種も選ばない。
何処にでも忍び込む。
素知らぬ顔で。

総体として生き延びようとしているから、
人を介し、そのまた隣りの人を介し、
そのお隣りの人へ入って行く。
四方八方へ飛び散る。

だから、シャットダウン。
私たちは、誰にも近づかないこと。
媒介し、介在しないため。

ウイルスの標的になっているのは、
人間の身体。

ウイルスは、他ならぬ人間の甘さを
衝いて来る。

相手は、棲み着きたくて、
その中で増殖したくて、
うずうずしている。
命がけが飛び移ろうとしている。

近づいたらお終いだ。
触ったらお終いだ。

もちろん洗い流すことは出来る。
しかし、吸い込んだら、
恐ろしい結末が待っている。
少なくともその可能性が高くなる。

だからシャットダウン。
セルフシャットダウン。
それ以外にない。

短期で収束させた国では、
経済も甦る兆しもある。
人間は逞しいものだ。
以前にも増して頑張ろうとする。

コロナ後に命あることを感謝し、
生の価値を、それ以前よりも噛みしめ、
強く生きようとするだろう。

だから、
今は、シャットダウン。

何度も何度も、
ウエーブして来るウイルスと
言われているとは言え、
ずっと長く生命線を
切られているより良いだろう。

そうなった時が一番怖いはず。
そうなった時は、国家にも、
どんな補償能力も無くなる。

国家も無限の補償が出来る国は、
世界中に一つもない。
たとえ、ついこの間、
このコロナが発生するまで、
無借金であった健全財政のドイツでさえ。

国庫が空っぽでも、
支給が必要だとしても、
それは、
後に終息後の世界で、
長期的に回収されることによって
可能となる。

既に、何でもない時でも、
国家の下半身が既に水に浸かっていて、
顎の下までも迫ろうという国で、
出来ることではない。

預けた金融資産の償還を求めても
既に熔けていて、
年金支給も滞り、削減され、
国庫の情報開示を求めても
応じられなくなるだけ。

今のうちなら出来ることも、
GDP比、2割、3割なら出来ることも、
長期化すれば、国家予算を全部傾けても
国民の損失を補填することが出来なくなる。
だから、早期に解決しなければならず、
ワクチンや治療薬が出来るまでは、
解決の方法は一つしかない。
距離を置くことだ。


今のうちなら出来ることも、
GDP比、2割、3割なら出来ることも、
長期化すれば、国家予算を全部傾けても
国民の損失を補填することが出来なくなる。

だから、早期に解決しなければならず、
ワクチンや治療薬が出来るまでは、
解決の方法は一つしかない。
距離を置くことだ。

通常の経済対策(やり過ぎた金融緩和など
まさにアベノミクス的方策)は、
全く意味を成さないものだが、
財政が出動する
大規模な財政的救済策までも無効にするような
大破壊、大破綻、に進まないためには、
セルフシャットダウンにより、
ウイルスが宿主を失くし、
自滅するのを待つしかない。

個人個人が、
ウイルスと距離を置くことと、
世界中の国家が、
その知見と方策を学び合い、共有し、
そのワクチンの開発と、治療薬の開発に、
出来得る限りの予算を投入支援すること。

十分にできることをしないで、
ただ経済、経済と叫ぶこと、
時には、アメリカの一部地域のように、
暴動までも起こすことなどが、
真の意味での、
経済の再生を阻害している。

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