コロナが照らし明らかにした社会


今回の新型コロナウイルスの照射したものは、
いろいろあるが、介護施設と保育園の問題が、
明らかになったと思う。

今まで、何となく、頭では解っていても、
知りたくないことに目を背ける気持ちが
政府にとっても、個人にとってもあったと思う。

今回、安倍総理は、
介護施設と保育園に
一斉に、休所・休園を要請しなかったが、
それは、ここに解決不能の問題が、
集約されていたからだ。


休園要請をしなくても、
ポツポツと感染した介護士や保育士が出て、
休所、休園し、家族のもとへ帰されたケースも
あったり、自主的に登園を控えたケースもあったが、

仮にもし、全国の全ての特養や、老健、デイサービスが、
全て閉じられ、全員を家庭に帰すとなれば、

それは、病気以上に、阿鼻叫喚の混乱を、
少なくとも、精神的には生じただろう。

それは、特に高齢者施設の場合、
受け手の無さゆえに、
余程のことが無い限り、
基本的には、出来ないことだからだ。

看る家族も看る人もいない老人を
特に認知症老人を家に帰すことも出来ないし、
また、老健は、実質的には、
たらい回しをしながら、
特養の順番待ちの利用者が多いとは言え、
原則3か月までの利用期間は、
病院と家庭の中間施設とした
立ち位置だが、

特養などは、
住所移転も義務づけているのだから、
残した家の所有、非所有に関わらず、
帰るべき家も無くした入所者が多い。
終の棲家していて、
終末期のみとりも同意している場合が多く、
面倒をみようと、家で待つ人は、
現実には、ほぼいないのだ。

老健やデイサービスも、
やはり、家でも、介護し見守る
人手が無いということがある。

そこを必要として来た人たちを、
在宅介護へと帰すには、
代わりになる訪問サービスや、
訪問診療も必要となり、
今回、該当した現場は、
ずいぶんと大変なことだったろう。

保育園も、違いあるが、
誰かが保護し、
保育しなければならない
小さな子どもを、
安全、安心な状態の中で
休園期間があれば、その間中、
面倒をみなければならないが、
しかし、同時に、保護者は、労働者でもあって、
勤務先の承認がなければ、
休むわけにはいかない。

特に、先の見えない長期の休職は、
保護者の勤務先によっては、
復帰できるかどうかもわからない場合も出て来る。

要するに、一番、一斉の措置が
出来にくいのが、介護と保育現場というわけで。

しかし、この問題は、
いつでも、通奏低音のように
流れ続ける問題だ。

ウイルスの流行に限らず、
天災による場合もあるから、
この新型ウイルスの災禍が去っても、
引き続き、政府には、
関心を持って、急のアクシデントにも
耐える工夫と、長期に渡る場合の対策も考えて
おいてもらいたいし、
それよりも、本質的な改善も
図ってもらいたい。

それは、介護施設や保育園の、
抜本的改善だ。
少なくとも、感染症に関しては、
改善が図れるはずだし、
改善しなければならないと思う。

感染症に対応できるような仕様に
変えることは、予算をかければ
出来るはずであり、
それこそ、政府の仕事であるはずだ。
環境改善は、街の医院などにも
求めたいが、
感染症にかかりやすい乳幼児を
守るのは大人の義務であり、
社会の義務だと思う。

感染症が流行する時にも、
安心して託せる環境や
設備を用意し、
それに関わる専門の人の
待遇もそれにふさわしい保証を
することは、いずれ社会に
還元される投資でもあると思う。



















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