生き死にはままならぬこと どんな人でも後生は知れず


綺麗に死にたいと思っても、
残酷な終わり方をしないともしれず、
明日への不安の少ない富裕層にしても、
貧乏でも健康な人には敵わない。
老後の幸福は、
唯健康にかかっている。

お風呂屋さんへ行くと、
元気なお年寄りが多いことに驚く。
健康長寿の泉かと思う。

それも当たり前で、
そもそも病んでいる人は、
家に寝たきりであったり、
付き添い無しに外出が出来ず、
車椅子や杖に頼ってまで
わざわざ出かけることを億劫がり、
自宅で介助されるなり、
一人で入れる人は一人で
入浴している。

銭湯で会う89歳の人。
まだヨガと太極拳の先生をし、
若い頃から自宅を教室にする茶道や生け花、
書道の教室を今も続けているほか、
市の文化ホールで隔週に開かれる声楽教室に
こちらは生徒として通っている。

どれだけ忙しいのかと、
めんどくさがり屋の私は、
スケジュールで一杯の手帳にも驚く。

姿勢も正しく病気知らず、
毎日銭湯に通う。

またある人は、
私から見れば、スーパー鉄人かと思う健脚。
息子4人がバラバラに都内に住むが、
大田区の羽田近くにある何男だかの家まで行く時は、
自転車で行くという。

いったいどうしたら、
そんなことが出来るのか、
電車で行くにも遠い距離。
バスだって大変。
地図は頭に入っているのだろうか。
途中で脚が痛くなったらどうするのだろうか。
そう思って聞くと、
多摩川沿いに行けばいいのよ。と言う。

だいたい多摩川って、
いったいどこをどう流れているのかすら知らない私は、
驚いてしまう。

話の様子では多摩川らいしが、
もしかしたら玉川上水のことかしら、
とも思うが、玉川上水は、
太宰の三鷹では出て来るが、
途中で消えるはずだから、
その先、どうやって、
都心を通り海に近い方まで行くのだろう。
全く見当もつかない。

その上、毎朝、水道道路沿いに
何キロもある貯水池まで片道1時間歩いて往復し、
自宅近くまで帰って、
公園で行われている体操教室に参加して
帰るという。

この世に、そんな人が存在するのかと、
近くの郵便ポストやコンビニに行くのも
自転車で行ってしまう私は感心する。
なんて元気なんだろう。

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