最近の週刊誌のタイトル 生活防衛の手法特集が多い


時代に迫られてか。
明日の見えない不安が多いからか。

生活の現場に
波が立って来ていて、
このままで、人生100年時代を
生き抜ける気がしなくなって来ているのだろう。



週刊ポスト
〈「自分破産」しないために〉

週刊現代
〈「明日、死んでもいい準備」〉

今朝の新聞の広告欄の週刊誌のメインタイトルだ。



今週に限らず、ほぼ毎週、週刊誌も、
月刊誌も、また昭和生まれの女性を対象にした雑誌にも、
年金や、介護の問題に関する記事が多い。
つまりは老後不安に関してのサバイバル術。


生活形態が変わり、
同居が無くなり、
共働きが普通になったので、
昔は多かった嫁姑問題は姿を消し、
自分自身の実の父母や、
夫や妻の介護に関すること、
または、おひとり様の老後の記事が主流だ。

年金、介護、家族リスク、親の家の片づけ、
死後手続き、相続リスクとその対策。

もちろん、10月1日が近づいていた頃は、
「キャッシュレス決済の全て」
「クレカ、電子マネー、ポイントカード徹底攻略」
などというタイトルも躍った。



「貯金0世帯」
などという言葉も。


中流層なる層は、
雲か霞か、すっぽりと消え、
「上級国民・下級国民」
という言葉も定着して来た。

ヤフーニュースによれば、
(総務省のデータらしいが)
金融資産を保有していない世帯、
つまり「貯蓄ゼロ世帯」の78.8%が
持ち家に住んでいるという。

持ち家世帯全体の中で
貯蓄ゼロ世帯は約20%、
5軒に1軒が、持ち家はあっても
貯蓄はない状態で暮らしている
ということになるそうだ。

そのような家で、
ほぼ5年か10年ごとの点検や、
計画的な定期メンテナンスなどにかかる
100万円単位の費用は、
どうして捻出するのだろう。


建築乃至分譲会社は
建設時に、同時に、
計画的なメンテナンス費用を、
あらかじめ購入者に作成して、
渡しているものだが、
そして、同時にまた、
維持管理のために特定した積立型保険
なども薦めると思うが、
入っている人も、
見送った人もいるだろう。

年数が経過して、
あらためてまとめて出すとなれば、
貯金0世帯の場合、
貯金から出すという手段
にも頼れないわけで、
ちょこちよこと補修は出来ても、
躯体や屋根、壁材、配管類の経年劣化には、
なかなか対応できないから、
そのまま劣化にまかせることになる。

自身の老いのスピードと
競うように、
家も崩壊するに任せることに。

近頃のように激しい台風が、
本州を頻繁に襲うようになると共に
起きて来る問題が、

十分なメンテナンスをしていたとしても、
新築の家でも、
自然災害には、
やられるときはやられるので、
謂わば運次第ではあり、
損壊を免れるとは限らないが、
より備え無きところを襲う時、
人命に関わる、壊滅的な状況となる比率も
高まる。

このような、備え無きところに
集中する自然災害と、
今週の『週刊ポスト』のタイトルではないが、
「自分破産」とでも言うべき、
個人レベルの点的破産的状況と、
街ぐるみの面的破産的状況が、
掛け合わされて、
立体的、重層的破産的状況と
なった場合だ。

復旧は、長時間を要し、
アメリカの産業のラストベルトとは
また違うかもしれないが、
地域全体が、ラストベルト化もする。

とは言っても、
転ばぬ先の杖と、
心の用意をしなかったのも、
自然条件の、これほどの変化を
予測しえなかったのも、
時代というものではあった。

温暖化が話題になり、
海水温の上昇や、
日本の亜熱帯化が話題になる前の
暢気すぎた時代が長かった。

このような状況の、
昭和や平成の負の遺産が残り続ける以上、
劣化した屋根や壁や窓や床材が、
それによく耐えるかどうかは、
ただ運次第ということになりつつある。

電柱の地中化や、
個人個人の対策が、
徐々には進んだとしても、
時間のかかること。

電柱の地中化には、
費用のほかにも、
地震列島であることによる
計算外のこともあるだろうし、
場合によっては、
かえって復旧に時間がかかることもある
ことも考えなければならない。

個人も同様で、
台風が去れば忘れ、
来れば身を縮めながら、
被災者予備軍として、
暮らして行くしかないのだろう。
それではいけないと、
思いながらも。




ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

なるほど(納得、参考になった、ヘー)