角川『短歌』7月号「歌集歌書を読む」で、佐藤弓生さんが、    

『銀河最終便』を
ご紹介下さいました。


●望月祥世歌集『銀河最終便』

 『インターネットで発表した1119首を収録。
芸術や異国や自然への憧れ、社会の不条理への怒り、
死者への哀惜などが心の記録として綴られる。

   海を見る覚城院の一角に在りし都の花零れ咲く

   一人でいい一人がいいと春の月 いつしか水に還った海月

   映すのはやめて下さい 被災者の一人は疲れた明日の私

   憂鬱は深くしずかに潜行し木に咲く花のように身を裂く

 他者と関わるなかで疲弊しがちな自我が、遠い時や場所を夢想する
ことで息を継ぐ。
さらに呼吸を深めて、飛距離の長い歌作を試みてほしい。』

         (平成19年4月25日 本阿弥書店 税別2000円)


                  角川『短歌』7月号「歌集歌書を読む」  佐藤弓生

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