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zoom RSS 少年の童心もちて夕茜 空と水とのあわいに染まる              

<<   作成日時 : 2006/05/26 12:27   >>

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第四十回の迢空賞が発表されている。
岩田正さんの『泡も一途』と、
小島ゆかりさんの『憂春』だ。

で、それぞれ50首が抄出されているけれど、
岩田正さんの歌から、

・われテレビ見るまも妻はものを書くともに疲るる夜の十二時   岩田正
・齢たけても絶えずや友と妻のゐてとり逃がしたりひとりぼつちを
・階おりてくるみず湖(うみ)の精はた水の精なり素足の妻は音なし

馬場あき子さんは、動きのきれいな人なのだろう。
何よりも静かで挙措動作の美しい人はいい。
一挙手一投足にも魅せられた一生ならば羨ましくもある。


一番よかったのは、やっぱりこの歌だろうか。

・川沿ひのアパート住まひの夕べ夕べトランペットの鳴っていた空  岩田正

八十歳になられるという。



同じく、小島ゆかりさんの抄出50首の中では、

あるときはさみしい顔の犬が行く私のなかの夏草の径   小島ゆかり

がよかった。

小島ゆかりさんは、今一番充実している歌人さんなんだろうな。
何冊も歌集を出しているけれど、そのどの歌集も評判が高く、
現代性と古典性がうまくミックスし、話題性に富んでいて、
その上、適度な深みもある。
明るさと翳りの配合の具合がとても上手で、
それはただ単に流行歌人的な触覚や、器用さだけでなくて、
精神の深度が、地下の水みちを探っているっていう感じもある

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