胡桃工房(一行工房)

アクセスカウンタ

zoom RSS 財政が破たんするとき日本にはマヤカシだけの経済がある

<<   作成日時 : 2018/01/30 16:05   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 2


もしも、という時は滅多には来ないのだろうけど、
その懸念はみんな持っていて、疑心暗鬼にかられ、
不安の塊になることはあるだろう。

平安時代でも江戸時代でも、
政治が、庶民にとって優しかった時代はないが、
飢饉や天災が襲い、
町に辻斬りが出るような世情不安な時は、
一揆までには至らぬとも、
世に不穏な動きはとどまらなかった。


今だって、人材不足で数十年ぶりの雇用倍率とか、
飛ぶように高額家電が売れ、
バブル期を彷彿とさせるように、
販売価格の高騰止まらぬマンションも即完とか、
景気のいい話は、枚挙に暇ないようではあるが、
だからといって、倒産が無くなるわけでも、
貧困が無くなるわけでもなく、
むしろ貧困が増しているとも言え、
庶民の感覚としては、
景気のいい話を聞けば聞くほど、
恐ろしくなって来るというのが実感だ。

インフレの怖さである。
身近な食品が、目に見えて、高騰し、
内容量が少なくなり、
パッケージからして小さくなり、
かつじわじわと市場全体価格の上昇もある。
日用品や、消耗品もまた同じ。

このような状況は、
賃上げの期待となる場合はよいが、
賃上げの流れが、決して回って来ない層には、
マイナス感情にしか働かない。

「シャンパンパンタワーのシャンパンが零れ落ちてみんなに回る」
なんて、あり得ないのだから。


世の中の好循環は、巡るところだけを巡る。
年収においても、同じサラリーマンでも
エリートと、その他では、差が固定化され、
生涯にわたって広がり続ける。
安定性も、非安定性もまた拡大の一途をたどる。


しかも、
働き方改革を打ち出した政府の狙うところは、
「非正規という言葉を無くすこと。」
つまり、下方にいて安心というわけではない。
下方にいるものはいつでも首を切れるようにする。
非正規を無くしても、「正規」となっている
大方を無くしても同じこと。

残業代ゼロ法案と同時に、
首切り法案も可決されるかもしれない。

その人に向いたところに出向させ、
僅かな解決金で退職させる。
最初のうちだけは、年収条件など高く設定し、
法案を通せば、そのラインを下げていく。


現在の労働法で守られた正社員の条件を外し、
または改悪して、法律によって守らなくし、
巷に放り出すことも、
今よりは簡単に出来るようにする。

正社員を非正規も同様にすれば、
絶対数は正社員という名の溶解軍団が発生する。
社内難民を生み出し、彼らは漂流を始める。
働き方改革を受け入れないものは脱落し、
受け容れたものも安定性を無くす。
日本型終身雇用を廃止し、
世界基準に等しくし、
裁量労働制に移行する。

労働生産性を高め、
各自の能力を高く評価するのかもしれないが、
激しい競争とノルマに潰される人も出て来るだろう。
国際競争に打ち勝ち、
コストを下げ、生き残るためには、
それなりの改革を進めるうちで、
多くの犠牲が出ても仕方がないということか。

すべてはデータ化され、
監視され、評価され、チェンジされる。

そういう厳しい世の中が来ていると、
社員、国民を納得させ、
上手に吸い上げ、上手に管理し、
結果、収奪する。

ますます社会は二分化し、
豊かな生活を楽しむ者と、
追われるように生きる者が、
越えられない壁を境に生きる。


付いて行けない者に与える報酬もなければ。
落ちこぼれたものに与える年金もない。
自助努力を怠ったものとして放置される。

相撲がどうとか、
不倫がどうとか、
そのような話題で明け暮れるうち、
社会の改革はどんどん進んでいる。

改革という改悪が進み、
憲法も、労働法も、
決して、名も無い庶民を守ってはくれなくなる。
まして、貧困者のためのセーフティネットワークも先細るのみ。

そして、セーフティネットワークに引っかからない境界部分で、
緩慢に息の根を止められる、普通の所得層にある実質貧困者。
ちょっとした不運で、音もなく奈落に落ちる私たち。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
総理大臣自ら資本家の方々に頭を下げて3パーセント賃上げをお願いします、そんなパホーマンスは尻尾をつかまれ、働き方改革の裏には何があるのかなあ〜?
ヤスボー
2018/01/30 20:56
働き方改革というより働かせ方改革だから、
労働者に不利な条件が当然のように罷り通るようになるのでしょう。

何事も、メリットとデメリットがありますが、
メリットばかりを強調し、結果、前回の小泉・竹中改革の時、
労働者は自由に選択出来ていいと反対もせず、
導入された結果、非正規が現在のように増えてしまった。

今度の安倍内閣の働き方改革では、
今度は聖域に手をつける。
正社員でも首にしやすくする。

最初だけは年収の高いフリーな要素の高い社員から始めて、
反対の声を封じ、賛意を得やすくして、
やがて一般の社員に広げていく。

労働者は、真面目に長く働いているだけでは駄目で、
成果を効率的に短時間で上げることがより求められ、
それを評価するのは、上司であり経営者。

限界を越えるまで成果を求められ、
ギブアップするまでこき使われ、
条件に関らず、能力が低いと判定されれば、
その人に最適とされる職場に出向を命じられ、
その上で、解決金で雇用を終えることが出来るようにする。
そんな意図は隠されたうえで、誰も反対できないまっとうな
理由を表に掲げて、押し付け改革をすることでしょう。

2018/01/31 06:16

コメントする help

ニックネーム
本 文
財政が破たんするとき日本にはマヤカシだけの経済がある 胡桃工房(一行工房)/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる